いつも一緒②☆16

B.Bとはいつも一緒でした。

犬との生活で二度と後悔は作らないと決めて、B.Bと向き合ってきました。親ばか通り越し、バカ親になっていました。

B.Bは自己主張をし、反抗し、私を無視し、喧嘩をし、時には慰めてくれ、笑わせてくれ、賢すぎて手がかかる分、お互いの愛情交換とコミュニケーションのキャッチボールをたくさんしてきました。

Bの旅立ちに涙が止まらなかった日々。

目覚めた時に隣に寝ていない。

Bの毛の感触、触れられない。Bのぬくもりを感じられない。

この先、触れることが出来なくなると亡骸を撫で泣いていました。

気づいたことは、Bはかけがえのない私の愛する子だったという事です。

私の理想の男性像を聞かれると、

縁側で「秋だね~秋ですね~とお茶を一緒に飲みながら、ぼ~と風景を見ながら静かに時間が流れ一緒にいれる人」

と答えていましたが、Bがその理想でした。

お散歩に行くと必ず帰りはベンチに座りたがり、私の膝の上で遊んでいる子供達を眺め、空気の香りを感じ、鳥の声に耳を澄ませ。

あの心地よい時間は戻らないと思うと涙がとまりません。

B.Bのテーマカラーは「イエロー」でした。

4日前より理由のない大粒の涙は止まり始めました。

Bとの11年半の記録600枚に及ぶアルバムを見ながら、彼は沢山笑っていました。

イエローのテーマは喜び、明るさ、笑い、幸せなど。オーラソーマのイエローボトルの香りを嗅ぐことで私は心が静かになっていきました。

B51クツミ「Come to me」目には見えないことはたくさんあるけれど、見ようとする心が、自然界とのつながりとメッセージを受け取ることができる。

「いつも一緒にいるよ」と私の目の前をB.Bが笑いながら走ります。

つづき『B.B日記』

*プロになる前の一般飼い主としての立場から2011年に書き留めた記事です。
人と愛犬の両方のQOL(生活の質)がより幸せを感じる『犬と暮らす』暮らし方をご提案したいと考えています。Rika