頂いたチャンス

私はスタート(リセット)ボタンが押されてしまいました。

この切なさ、哀しみ、命のぬくもりと命の尊さ、命の長さは決められない。

一緒に過ごす時間、一緒に触れ合う時間。触れられない寂しさ、触れられない哀しさ。

現在の愛犬Cooのパパ犬であり先住犬のB.Bの旅立ちの経験で、私はいわゆるペットロスを超え、これからも愛犬が望む形を冷静に受け止め、死をもみつめ受け入れられる強さが身についたと思っていました。B.Bとの想い出から最後の選択について書こうと思い、また、これから私が始めようと思っている覚悟が定まらないまま、 Cooとのこれからの日々を想い、Cooになにかがあった時に、私はCooが望む選択をしてあげることができるのだろうか考えていました。

土曜日の夜、愛犬Cooと8カ月になる甥の愛犬GiNのお散歩にいきました。家の前でGiNが15歳のCooに体当たりをしCooは道路に2回転転がりました。そしてGiNがふざけて馬乗りになる。いつものことと二匹を離し、笑いながらさぁ行くよと声をかけ、GiNは私の横に。

Cooがついてこなく、家の鍵を開けながらリードをちょんちょんとひくけど、まったく横にくる気配のないままCooのリードが重くなりました。「なにしているの~Coo」後ろを振り向くと、Cooが横になり倒れていました。それも水たまりに身体が半分浸かっているのに動かない状態。目だけぱちくりしていて、口も魚みたいにパクパク。自分でも何が起きたのかわからない感じでした。慌ててそっと抱きかかえると身体全身に力が入らないみたいで、頭も持ち上げられず、ぐにゃぐにゃ。Coo自身も不安だったみたいで、今まで聞いたことのない空気がもれるような鳴き声(悲鳴)をあげます。

私には「ママ、助けて」と聞こえ、Cooのパニックが伝わります。私もパニックになりかけ、落ち着け私!という私。その両方を見ている私。3人の私がいる。

救急病院へ着くまでの時間が長く感じます。意識はあるけれど身体に力が戻るまでの間、私はTタッチ/緊急時のイヤータッチをしていました。もぞもぞと身体に力がもどってきたのは30分後くらいでした。

*病院に着くまでの間に出来ること。それは、病院に着いたら直ぐに適切な処置に入れるように本人の脈拍や精神面などを落ち着かせてあげることです。

結果は溶血性の貧血。私の留守中に玉ねぎチャーハンを盗み食いしたことと、酷い貧血状態の時にGiNとぶつかり、脳震盪を起こしたみたいです。先生も私も、Bと同じ血管肉腫?脳梗塞?最悪の状態も覚悟をしなくてはいけなかったので本当にきつかった~。身体の臓器も神経系も異常ないのでお薬のみで無事に帰宅しました。

⁂検査が終わり待合室に戻ってきたときのCoo です。
病院につくまでの時間、目だけしか動かせないCooを胸に抱きながら押し寄せてくる涙、深い哀しみ。

いや、まだ、お別れしたくない。
もう少し一緒に居たい。
私、ごめん。Cooごめん。
B-Cooを護って、まだ、もう少し。

神様、もう一度、チャンスを下さいと願っていました。

誰の為に助けてと願うのか?

居なくなることが寂しいから生かしたい?

この子のためと生かしたい?

この子の望みはどうしたいの?

私のエゴですよね。
そんなことを考えさせられた日でした。

大事なこと

動物は過去も未来も考えず

今ここ、

今この瞬間を生きることに一生懸命

おやつが欲しい♡

遊びたい、嬉しい、楽しい

ママ大好きだよ

思うままに意思を伝えてきます。

動物とのコミュニケーション

無償の愛を教えられて

一緒に過ごす時間を大切に、お互いを尊重しながら、種が違ってもお互いが理解しあえる関係性ができたら、それだけで幸せなのですね。

無償の愛とは何か、眠っているCoo(笑)を見ながら思っていたのです。

無償の愛とは期待も見返りのない愛かぁ~Cooの存在自体が愛だよね。あなたがいるだけで愛だよね。

それだけで幸せだよね。

一緒に生活してもう15年、Cooと私だけの生活になって6年目だね。


。。。

私の中にある癒されていない部分をみつけ、手放そうと頑張りそうになるのをおさえ(笑)見守ることにしました。

存在がなくなることへの哀しみ

私の課題です

そして、いただいたチャンスを大切にしていこうと思うのです。

*AmebaBlogで書いた記事を編集しました。
続きはこちらです『動物の気持ちを訊く』

ドッグコミュニケーショントレーナー
小林里香