犬の躾を制する人は就活も制するって感じですね。

 

2018年7月、去年まで非常勤講師をしていた女子大学のクラスへ、ゲスト講師として呼んで頂きました。

2016年から2年間、半年をかけて話してきた内容を90分にまとめての内容。印象の話から「私」とはどういう人なのか、思いこみ、信じてしまっていることはどこまで本当なのか?情報を読み取るチカラ、コンプレックスとは何か、自分軸、色彩からの個性の読みとり方、十人十色、基準とは何か?本当の個性をみつけるには、まずはどこから?などを40人以上の女子大学生にお話をしました。

どこまで伝わるか、私の人生経験やドッグトレーナーとしての経験などを交えながら、私も初の試みで必死でしたが、素直な子達には「想い」はやっぱり伝わるのだな~(ワンズ達と一緒でした、学生の皆様ごめんね)

この講義については軽くですが、私のAmebaBlog「犬達の笑顔が好き💛」で触れていますので、ご興味がありましたら読んで見てください。この内容については詳しく書いてみたい気持ちもありながら、いつになるかは未定です。

「十人十色☆そして十犬十色へ」
「ドッグコミュニケーショントレーナー小林里香は何をする人?」
「美しさは自信がある人、それはチカラ」
「第一印象/メラビアンの法則」

今回のタイトルは学生の一人がアンケートに書いてくれた感想なのですが、実は講義中にドッグトレーニングの陽性強化、褒めてその子の個性を引き出しモチベーションをあげる手法を使っていました。その手法をしながら、実は、これはね、ワンコにする方法なのだけどね~と伝えるとくすくす笑いも。

後半、コンプレックスをリリースして自分に還るために、何が必要なことかをお話をしていきます。自分の基準だと思っていること、それは本当に正しい事?その基準は誰が決めたの?自分がブスだと誰が決めたの?自分ですよね。まずは、その部分を手放して、自分を信じてみてください。なぜなら、それが、「私の自信になるから」

最後に「最も心に残った内容、それは何故か?」講義の感想を書いて頂きました。女子学生達へ伝えることで、彼女達の変化のきっかけになれることがとても嬉しく思います。その素直な気づきは、なるほどと頷く事柄も多く、読んで頂いた方にもギフトをお渡しすることができるのではないかと思い、一部の学生の感想を掲載します。

これこそ、十人十色。
十人そろえば十通りの答え、個性が生まれるということですね。

十人十色の言の葉

●私は自分がとても嫌いで、自分を好きだと思った事がありません。しかし、今後、自分を知って少しずつ信じていきたいと思いました。「美しい」とは何か?今まで深く考えた事がなく、美しい=顔が整っているとばかり思っていました。今回、美しいとは「自分を知り自分を信じること」だと学び、眼から鱗でした。自信を持つことって簡単そうで難しい事だと思います。でも、自分の方向性や自分を知ることで次第に自信がついていくのではないかと思いました。

●ありのままの自分に自信が持てるように自分を見つめて好きなところを増やしていきたい。私も犬好きなので、犬の話も挟んで下さって楽しい授業でした。

●「良いか悪いかではなく自分が好きか嫌いか、心地よいか悪いか」基準や評価はあるけど、欠点は磨けば魅力になるし、自分のどこに焦点を合わせるのか、自分を信じることが大切だとわかりました。自分はどういう人間なんだろう?って知りたいなと思いました。自分のありのままの姿をさらけ出したり、認めたりすることは恥ずかしいし嫌だと思っていました。でも、自分のありのままをさらけ出すことは、とても綺麗なことだし前向きに生活できると思いました。

●「コンプレックスを磨いていくことで自分の強みになる」「比較することで人の良いところを知って、自分を伸ばしていく」など、今日聞いた言葉はポジティブになれる言葉ばかりでとても良いなと思いました。コンプレックスは一般的に悪いものに思われがちだけど、欠点を使いこなすことで悩みも減るんだろうと思いました。固定観念にとらわれず自信をもって生きていきたいです。

●最後の自信の話も、自分を見直すきっかけになりました。自分のことは謙遜しがちだけど、自分のことをもっとよく見てみようと思いました。

●良い、悪いじゃなくて、自分が好きか嫌いかに焦点を置く。→比べるのは評価することじゃなくて、自分の中にあるもの、ないものに気づく事。→自分のありのままを受け入れて、どこがどう活かせるのかプラスに考えて表現できたらいいと思いました。自分を見つめ直すいい機会になりました。

●素が美しい事って素晴らしいなと思いました。自分をさらけ出して相手に見せるということは自分に自信がなければできない。自信をつけるとは言葉では簡単に言えるけれど、実際に自信をつけることは難しい事だと思う。嫌いな色が気になる事柄という内容が興味深く、苦手や嫌いから目を背らさないで向き合ってみることで新しい発見につながるのかな感じました。

●印象のお話など、見た目がキレイだというだけではなく、人間性のキレイさが外見にも自信などが出てくるのだとわかり、とても良い考えだと思いました。

●美しい人って自分の軸がしっかりあって、自分をさらけ出しているような人だと思いました。コンプレックスを認め、それと向き合っていくことが大切だと感じました。

●食生活を見直そうと思った。‟美しい”という考え方は、人それぞれだと思いました。1人1人、個性があり、その個性によって美しさが見出せると思いました。

●美への追求だけではなく、その生き方も学べた気がしました。基本的に他者との違いを比べるのは良くない事だと言われがちですが、小林先生は、それが良い事だとお話をされていて、けれど、それは決してネガティブなものではなく、その想いさえも自分の糧にするという考え方がとても心に響きました。自分を信じてポジティブにその違いを受け入れていこうといました。

●見た目の美しさだけではなく、自分に自信を持つことや、ありのままの自分がいることなど、中身の美しさを知ることがいて良かったです。良い悪いではなく好きか嫌いかで物事を考えるようにすると、伸び伸びと生きていけるようになるのかなと思いました。先生の生き方がとても格好いいなと思いました。

●自分を表現できるようになりたいです。固定観念や思いこみについても感慨深いものがあると思いました。今日の授業は全体的に面白かったです。小林先生の授業がワクワクしたし、話し方とか含めて興味をそそられる感じでとても楽しかったです。

●ドッグトレーナーの職に就いたきっかけを聞いてとても感動しました。自分の良い所も悪い所も大事にして、自分らしく抵抗と思いました。今の自分を大切にしていきます。ありがとうございました。

この日、参加してくれた学生は総勢43人でした。全員がA4シートにびっしりと感想を書いてくれました。私のドッグトレーニング式陽性強化が功を奏したのか、授業が楽しかった。また、私を褒めて下さる(笑)感想も沢山いただきました。その中でも本当に一部を抜粋して掲載させて頂きました。ありがとうございます。

世間の基準ではなく、自分の基準で

自信とは?

自分の好き嫌いを、自分を知ることが、自分を信じることになります。自信とは内側から滲みでるもの。それは優しさや思いやりにも繋がり、自分を大切に出来ている証拠。自信って、評価ではなく、無理も背伸びもしていない、気づいたら、素顔の、ありのままの自分でいられたなら、心地よい瞬間に感じるものだと思うのです。だから、「自信」とは、本来、頑張って築くものではなく、あまり意味のない事かも。。...と思うこの頃です。

「犬の躾を制する人は」と学生から言葉を頂きましたが、犬を制することはできません(笑)制してはいないけれど、人と犬の関係性、親子の関係性、男女、夫婦、恋人、一緒に関わる方々や、向き合う相手によっての学びは深いなぁ~それが人生だなと感じます。

2018年十文字学園女子大学ゲスト講師の経験から
ARS代表・小林里香