シニアでもトレーニングは大切です

 

シニアだからトレーニングは無理なのか?

今年11歳、飼い主様は困った行動があっても今まで対処ができているし、とくに生活で困ってもいなく、ただ、他犬に吠えてしまうし、この落ち着きは何とかなるのかしら?

と気づいてくれて獣医師からのご紹介でお会いしました

初めて会った時は10歳で背中も丸まり、ストレス行動も次々と出ていて部屋中を動き回りながら止まることが出来ない

他人の手なんか大っ嫌いと言われ、近づくこともできませんでした

シニアだからトレーニングは無理と言い切ってしまうトレーナーがいるそうですが、どこを目的としゴールとするのでしょうか

トレーニングの目的とゴール

まわりの環境に弱く、小さな刺激でも落ち着けない子にとっては、世の中が怖くて不安で緊張ばかりして、自分で考えることもできず、穏やかな気持ちでいることができません。

その子自身がしんどいと思うのです。

トレーニングとは?

 

心と体のバランスと整えるためにあります。

私的にはまだまだ元気なうちに、飼い主様とコミュニケーションを繋げて〈おちつく〉ことを教えていくことで、関係性も彼自身の姿が変わっていきます

だってシニア期になって、世の中が怖くてピリピリした老後は誰しも嫌ですよね?

シニア期には穏やかに笑顔でいて欲しい

レッスンを続けていくことで、毛並みや毛質も変わり姿勢も変わり、なにより!今まで緊張し続けて顔が狐顔だったのが、笑顔が増えて緩んだ赤ちゃん顔になりどんどん若返っています

犬たちって本当に素晴らしいのです

何が素晴らしいかとは「素直」

環境や関係性、安心安全が整うと、スーと闘いのエネルギーの力が抜けて穏やかになっていきます

10年以上、闘ってきたから、たまに吠えや、イーと口を開きますが、飼い主様も怒るのではなく対応が上手になりすぐにやめてくれる

やっぱりシニアさんだから、歯磨きお稽古もしているけどマズルを触るとイーだったのに、今はお口の中も触らせてくれるように!

そして、マットで落ちつくことも覚えトレーニング大好き❤になっています

シニアになっても彼のモチベーションを保つために欠かせない飼い主様とのコミュニケーション時間です。