予防(歯磨き)トレーニング

「犬の歯磨き」を始める前に

私自身が先住犬への後悔と「歯磨きから心身のケアをしたい!」というのが犬の歯磨きを始めるきっかけです。

また、ドッグコミュニケーショントレーニング&レッスンをしていると、毎回、犬生徒さんの歯・ロ腔環境が気になり、行動としての落ち着きのなさやイライラや咬みなど、ストレス、不調和など口腔環境と密接に関わっているのを感じています。

口腔環境は生活習慣病として全身疾患につながり、心身の健康状態は生活の質(QOL)を左右します。
(*人もそうですよね?)

犬の歯磨きには基本の3つがとても大切です。

①人の手を受け入れる
②人と協力する気持ちと落ち着いて留まる姿勢
③飼い主との信頼関係

《Preventive 》RPTM予防トレーニングの考え方

《Preventive 予防》動物のすべての行動には意味があり、問題に対処をするのではなく、問題がおきないように相手を尊重しお互いに理解をしあう関係性から始まります。

現在の愛犬の様子、行動からの心身チェック、飼い主との関係性(初歩的な基本チェック)をしながら、いくつになっても、その子と飼い主様が安心してできる歯磨きトレーニングをお伝えします。

ゴールへは飼い主と愛犬が楽しみ協力しながら、歯磨きが出来るようにサポートいたします。

歯を磨く前に、ヒトとイヌの信頼関係と絆作りがあります。

愛犬さんは、手を出したら優しい顔で寄ってきますか?
愛犬さんは手を出したら撫でて~と近づいてきますか?

愛犬さんは口の中に手を入れても嫌々もなく自らそばに留まり受け入れてくれていますか?

「犬の歯磨きとは?」歯を磨くことの前に、ヒトとイヌの信頼関係と絆作りがあります。

愛犬が安心してじっとできること、人と協力をしていくことを理解できていないと難しいケアです。

犬は動物であり、顔周りやマズルに触られるのが苦手、その上、口の中に異物を入れられるなんてもっと怖いと思うのです。

もし歯ブラシを見せて逃げてしまうなら、手の使い方、または歯磨きの手法、愛犬にとって何かしら望まないことがあるかもしれません。

愛犬が健康に生きていく為には必要な、飼い主だけができる(してあげないといけない)毎日の予防ケアですが、押さえつけたり、我慢させたり、愛犬から嫌々されながらの時間は哀しくなりませんか?

一番つらいのは飼い主さんの手が嫌いになることです。

犬の歯の汚れは3日で歯石になると言われ、口腔環境は諦めてしまえば、どんどんスピーディーに進行して、最終的には全身疾患となります。

愛が伝わる「手技」を身につけていきましょう

「犬の歯磨き」というトレーニング

ヒトとイヌとの日々のコミュニケーションにおいて、人の手の動きや、触れ方、声のかけ方、トリーツの出しかたなど、向き合うリズムとタイミングがとても大切です。

そのリズムとタイミングは動物行動学に沿い、犬との共生コミュニケーションにおいて、人が理解する最低限必要なことです。

いままでのガシガシ磨きから、少しだけ愛犬が楽しくなり、飼い主と一緒に笑顔で歯磨き時間になるように、人にも犬にも優しい、ヒトとイヌが「協力」していく方法を一緒に学ぶ歯磨きトレーニングを学んでみませんか?

ARS歯磨きトレーニングをしてみませんか?

◎ここまで読んでみて、いかがでしょうか?ご興味ありますか?

きっと、思っていた歯磨き教室とは違うかもと思われましたか?

トレーニングを受けたことがある方もない方も、愛犬の歯磨きはチャレンジしたいものですね。しかし、犬も人も両者がトレーニング教育を受けている場合の方がゴール到達まで早い可能性があります。

私は歯磨きは一番最後のトレーニングではないか?と思っています。

歯磨きトレーニングはヒトとイヌが向き合い楽しくできるコミュニケーションの時間です。

イヌだけではなく、ヒト側の基本のトレーニングから丁寧にお伝えしていきます。

ARS歯磨きトレーニング:受講対象条件

・1歳以上の成犬に限ります(パピーさんの場合はBasicコースからお願いしています)

・最初からハブラシは使いません

・一生続けていける歯磨きを目的にしています、その子のレベルに合う形でトレーニングをしていきますので、5回では目標が達成できない場合もあることをご理解ください。

・愛犬さんが落ち着きがない場合はBasicコースからが近道です。

・Basicコースに含まれるRPTMエクササイズはこちらには含まれません。

・唸る、咬むなどの行動が出ている場合はBasicコースからお願いしています。

・ARS・nakameguroでレッスンをいたします(出張はございません)

■愛犬の歯磨きトレーニング 5回/60分/¥55,000(税込み)

触ること、触れられじっと動かない強い心を育てていきます

私のドッグコミュニケーションレッスン基本であるBasicコースでは、問題に感じる行動修正や、日々の行動、人との暮らしで必要な基本的なマナーとルールを学びます。

そのレッスンが進んでいくことで落ち着きがでて、自分で考えることを練習し、愛犬がシニアになっても笑顔でいられるように将来的なケアを考えて顔まわり、体を飼い主さんの手で触る練習も入れています。

通常のレッスンではデンマークの動物行動学の専門家ヴィベケ・リーセ先生のRPTMメソッド・ハンドリングエクササイズなどを取り入れ、愛犬自身が落ち着きを学んでいきます。

また、人側の触れ方、抱き方、呼びかけ、リードの持ち方、接し方、ご飯の内容、常に綺麗なお水、お家でできる丁寧な暮らしと、飼い主さんの頑張りすぎない愛犬を尊重した向き合い方を学びます。

私がご提案する犬の歯磨きレッスンは、飼い主さんと愛犬がお互いに協力していくコミュニケーションを学びます。(通常のBasicコースには導入レッスンが入っています)

一生涯続く、犬の歯磨きを通して愛犬とずっと幸せなトレーニングを続けて下さい。

きっと、さらに心から繋がり、素晴らしい相棒・伴侶になっていくと思います。

ドッグコミュニケーショントレーニングBasicコースでは、人との暮らしで必要なことを一緒に飼い主さんも学んでいきます。

初めての方へ→ドッグコミュニケーショントレーニング

 

■ 歯磨きお稽古☆受講の生徒さんより感想です

〇歯磨きもコミニュケーションのひとつと捉えることで「歯磨きはわんこにとって嫌なこと」という思い込みと我慢させている感覚から、歯磨きも楽しい時間、気持ちいい時間にできるんだ~と意識が変わりました

〇レッスンを受けるようになってから、圧も弱くなったと思います。歯磨き時間も待つようになってくれたり、途中で逃げようとしたり嫌々することが減りました

〇自覚しているけれどどうにもうまくできていない所をビシッと指摘されるので学べます。

〇先代犬にはハミガキはできないものだと思ってそのままにしてきたことを後海してました。今回は、基本からわたしが学べたことがとてもよかったです。

〇何かするという気配を感じると特に顔を触られるのがイヤイヤがすごかったのが、それも緩和されてきました。

〇ハミガキのトレーニングをすることで信頼関係が強まったのか、普段の何気ない行動もあれ?いつもと違う。と思うことが多くなりました。

〇ハミガキを自己流でやってる方。できないと思ってる方。早くこういうやり方を知ってもらいたい。

〇小さなことでもすぐ気づいてくれてアドバイスをしていただいたのは嬉しかったです。前進だけではなく少し戻るということも大切だと教えていただきました。

〇基本のトレーニングの重要性を再認識したこと

〇今までは獣医さんの健診や、トリミングでの歯磨きに任せきりにしていましたが、自分で愛犬の口の中を見る習慣ができました。

〇病気になってから、ではなく「病気にさせないという」意識を持てるようになりました。

〇愛犬も顔や口周りを触らせてくれるようになりました。

〇私が、落ち着いて手を動かすこと、声かけをすることができるようになってきました。
イヤだな、というサインがあった時は、ステップをもどすことをしっかりできるようになってきました。

〇愛犬が、ものすごく穏やかな表情をするようになりました。

〇里香さんの経験談がとても心強く思いました。あらためて、歯磨きも、一方的なものにしたくないと思いました。楽しい歯磨きをするために、まだまだ課題がたくさんあります。

*カウンセリング&レッスン修了のご感想を頂いています→《トレーニングVOICE》

■2024年3月より座学と実践編の説明<HAMiGAKIへの道>セミナーを定期的に開催予定です。