この言葉を聴いた時、
私は、やっと、この清々しい空気が吸える場所に辿り着いたと思ったのです。
嫌な出来事や、嫌な人、ざわざわしたり、わなわなしたり、感情が揺れ動きます。そして、そのモヤモヤが浮上してきたときに、何が働くかというと、どうして?なぜ?何が原因?どう対処しようか?ぐるぐるとスパイラルに巻き込まれて自分が何をしたかったのかも見失うことがありました。
ふーーーーー。
これは私の癖だな。
とは、わかっているのに、同じような人と出会い傷つき、同じような結果で終わる。癖だとわかっているのに、その根っこに何の種があるのかがわからなく、繰り返してきました。
人とは与えられた五感を大切に使い、喜怒哀楽として感情を味わい体験するために生きているとは色々な世界で言われていることです。
喜怒哀楽の中でネガティブポジティブに分類され、良い悪い、ネガテイブな感情を持つこと、出すことはいけない事だと、いつのまにか「がまん」することを教えられてきました。
人生において、心底に嫌な出来事、憎しみ、怒り、許せないという感情が芽生えた時、私は大人の対応をしなければ、世間体がある、仕事的にもと、その感情を封印しました。
そして、その封印した感情を押し込めよう、蓋をしようとするほどに、反発の力は強まります。どうにかしたいから、自分を責め始めるのですね。私が悪かったと。。。罪悪感です。そして、私は帯状疱疹になりました(笑)苦しかったです。二度とこんな思いはしたくないと思いました。
自分自身に「ごめんね」と謝り続けましたが、なかなか抜けませんでした。大きな感情のチカラを封じてしまうと、そのうち、怒りを通り越して無気力・無感動という麻痺の状態になります。どこかでは何とかしないとと思うのだけど、何をしたらよいのか解らない見失ってしまった状態です。
抑え込まれ大きくなった感情というエネルギーは一時的に横隔膜に蓄積され、未消化のまま熟成していき、そのうち、身体全身の、同じようなテーマをもつ特定の場所に引き寄せられ、吸収していきます。よく個人セッション時に、体調不良があるのなら、それは気づいてねと身体さんからのメッセージですよとお伝えする所以です。
ARSの軸となるAKキネシオロジーを活用し感情に特化したストレスマネジメントを2015年から個人的に受け続け、思考で信じこんでしまった私ではない私の部分を特定し、自分自身の我慢して溜め込んできてしまっている感情、消化できていない未消化の感情、熟成されて重くなってしまった感情と向き合うことを決め、自分でReleaseしてきました。
未消化の感情から熟成された本来の形を変えた感情<PainSEED>をARSでは見ていきますが、今まで熟成され続けた種は、パンドラの箱の蓋が開くと同時に浮上、最後の体験としてワインのオリがたんまり出ます。
私のハートチャクラは暴れ馬が走り回り、制御不能になりました。
訳もわからず怒り泣き、危険を好み、嵐の中に自分で飛び込んで竜巻に巻き込まれるわけです。本当に、自分では抜け出したいと思ってはいるのです。でも、やっぱり、今まで、そういう風に生きてこられたから、そのままで、今までの自分が消えてしまうのではないか?とも思い、嫌だと言っていたはずのオリを全部かき集めて大事にしまおうとするわけです(笑)
そんな時には、感情なんて無くなればよいのに!こんな気持ちは嫌だ!と自分を責め闘いました。そんな経験を繰り返しながら、2年ほどReleaseを続け、適切に自分自身の感情と向き合えるようになり、たまに、ふわ~と「嫌だ」という感情が生まれても、あーそうなのだね、まだあったんだね、そうかそうか、じゃ、哀しく泣いておこうと味わえるようになりました(笑)
今、この瞬間、自分の内側の静けさを感じています。
信念システムにおいて、内側が外側に投影するという基本。セッションをお受け下さる方が、以前の私のように苦しまず(笑)面白いと笑ってくださるのは、私が静けさを感じられているからでしょうか(笑)
私は、新たに自分の軸に着地しました。
ここまでの道のり、感情のチカラが大きい私の荒れ模様をみて、辛抱強く見守ってくれていた友人たちはホッと胸を撫でおろしているころでしょうか。
そんな話を交え、私がずっと信念システム・感情というテーマに焦点を当てて体験してきたことを、あるセラピストの方(女性)にお話をした時、そんな体験を、そんなに沢山(笑)、里香さん体験出来て良かったですね。感情って美しいですものね~と。
素直にというか、胸の深みが清らかな風が流れるように、スーと「本当に美しいですよね」と答えている私がいました。
過去、あれほど、憎い、苦しいと思っていた自分の感情を、今では、それを適切に感じることができる、喜怒哀楽の体験を素晴らしいものにする。
「私」という人を、より深く理解するために内側から湧き上がる感情を、今は、とても美しい愛のカタチだなと思えるのです。
そして、私の道は、もう、この道しかないの。後ろにも戻れないし、もう迷うこともしない。今見えている道を1歩1歩進みます。
*未消化の熟成されてしまった感情(封印してしまった痛みの種)は、体験の一つとして感じきることで消化されます。しかし、それをまた封印してしまうと、それを体験(Release)するために、何度も嫌な出来事として現実化していきます。
ARS個人セッションでは、その隠れた深みに沈み込んでいる<PainSEED>を丁寧にひとつずつ紐解き、Release解放していきます。パンドラの箱が開き、浮上した純粋な感情(未消化)を味わい包み込むことが出来るのはご本人次第です。
いま、現在、個人セッションにおいて笑いが絶えない楽しい時間を過ごさせて頂いています。ありがとうございます。
◆人と動物のARSストレスマネジメント
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ARS小林里香