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【人と動物のARSセッション】
①12/3にご連絡を頂きました。
主訴:11歳の空(クウ)くん散歩を嫌がり太ったと思えば腹水が溜まり、心臓疾患、腎臓肥大がみつかり薬を飲んだけど下痢もひどい
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○送って頂いた動画には眉間に皺を寄せてお腹で呼吸をする姿があり「痛み」がキーワード、離れた状態でする遠隔セッションをさせて頂きました。LINEベースで老犬介護のコツと、排泄のサポート、ご家族の調和とグリーフケアのお話をする1回目
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②主訴:12/14ご飯を3日食べていない、空ちゃんが周りに気を使わずに、「空ちゃんのためにできることがあるならお願いしたいと思います」とご連絡いただきました。
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○TV電話で様子を見ながらセッションをさせて頂きました。セッション途中には空くんが寝ている状態でも活力が戻ったのがわかったそうです。セッション終了で排泄をし食物も食べましたが、夜中に全部吐いてしまったそうです。犬さんは本当に頑張り屋さんすぎます。
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○12/26.穏やかに🌈に旅立ちました。
動物のボディートークを学びセッションを提供させて頂くなかで、病気や具合いが悪い子のセッションは治す治療ではありません。
ボディートークは今必要なバランスとして「優先」なことしかでませんが、私的には痛みは取ってあげたいなぁーといつも思います。
痛みが消えバランスが調い治癒の力が活性化すると動物自身がどう旅立つのか?頑張るのか?を自分で選択ができるようになるように思います。また、飼い主家族の心も落ち着き、良い時間を過ごせると思っています。
ご縁をありがとうございました。
感想を頂きました。
①セッションを受けて良かった点:
安心感をいただきました。時間の経過と状況の変化に沿ってのケアで、気持ちや覚悟、整理ができました。空ちゃんにとってのケアが家族のケアにもなり、人間関係の修復と形成になり、これが空ちゃんの希望だったのかなと思えて、より愛しく感謝の気持ちになりました。
②セッションを受けた前と後では、飼い主様、愛犬それぞれに変化がありましたか?
セッションの後、いいとこを見せるかのようにできなかったことをしたり、食べなかったご飯を食べてみたりしました。その後できなかったり、吐いたりしたのですが、あきらかに空ちゃんも家族も穏やかさが増していきました。
今になってみれば看取りの期間だったのですが、皆が明るく優しく接し合える時間がもてました。
③今後、どのような方に、このセッションが必要、または、おすすめしたいですか?
動物と距離の近い飼い方をしている人。罪悪感を持ってしまった死別を経験している人。でも、どんな人にも動物にも受けてもらいたいです。
④小林里香との出会いや思い出
どんな場所で出会っても半端ない存在感と安心感。そして、面白い。でも、思い出はこれから作るのかなと思います。
ご依頼の時、すでに病状は進んでいましたが、ご家族様の「空ちゃんのためにできることがあるならお願いしたいと思います」というお気持ちが切ないほどよくわかりました。私に出来ることは治療や良くなる期待ではなく、空ちゃん、ご家族皆様が最善の穏やかな時間の中で過ごしてほしいと強く思い、そんこともお話をさせて頂きました。
治療方針や介護のことで、ご家族皆様が喧嘩になることもしばしば。
その横で、その声を聞きながら横たわる空ちゃんがいました。
空ちゃんは、ご家族が笑っている姿が大好きで、その中心で自分も笑っていたいというメッセージでした。
最後はご家族皆様が気づいてくださり、最後の写真は旅立ちの約2週間前に飼い主様に甘えている空ちゃんです。
ご縁をありがとうございました。
ドッグコミュニケーショントレーナー小林里香